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2007年12月12日

アリとキリギリスとセミとバッタとカマドウマとetc 前編

ギンギラギンに照りつける太陽が馬鹿みたいに暑い夏。

もう、殺す気かってくらいに暑っくるしい真夏。

8月。

暦では秋だけど絶対に嘘。

夏。

間違いなく夏。



暑い。


暑い。


暑い。


暑い。



ああぁっ! もうっ! 暑いっ!!



ってくらいに暑い夏の日。




アリさんがおりました。


アリさんたちは冬に備えて一生懸命働いていました。

食料を探したり。

エサを探したり。

食べ物を探したり。

色々してました。

大抵は食べ物を探してました。

どんな様子かと云いますと。



「いやー、大変ですな」


「まったくですな」


「冬は長いですからな」


「まったくですな」


「腹が減りますしな」


「まったくですな」


「しかしあれですな」


「まったくですな」


「いやいや」


「まったく」


こんな感じで。

まったくまったく中身の無い会話をしながら働いてます。

一生懸命、一所懸命。

まあ、2割くらいはサボっているような気がします。

そういう虫たちも必要なんでしょう。

事実、彼らは彼らで、よく頑張ってました。

どっちかといえばサボってるように見えるアリの方がエサとかよく見つけてました。

運ぶのとかは手伝いませんけど。

全体的に見ればアリさんたちはよく働いていました。


そんなアリさん達が。

空き地の一角にある草むらを通りがかったときです。


ざかざん。

「グッグレー!」


なにやら奇妙な音が聞こえてくるではありませんか。

ついでに意味不明な声も聞こえてきます。

なんじゃらほいと、アリさん達が顔を向けると。


ギョワワワギィーーン!

ざかざん。

「グッグレー!」




わけの分からない騒音の向こう側には。


クソやかましい声で喚くセミさん。

変な宗教の修行みたいな動きで踊るバッタさん。

後ろの方でなんかモソモソしているカマドウマ。

その中央にはギターを持ったキリギリスさん。

狂ったように頭を振り回しながらギターも一緒にぶん回しています。




「なにコレ?」


アリさんたちは理解できないといった表情で。

見てはいけないものを見ちゃったって顔で。

呆然とその場に立ち尽くします。


その時。

騒音が止まりました。

キリギリスさんたちがアリさん達に気付いたようです。


「おやおや、アントらーずの皆様じゃないですか?」


やけに芝居ぶった口調でそう言うと、キリギリスは笑いました。


「こんなに暑い日に肉体労働とはご苦労なことだねぇ」



アリさんたちは答えました。


「もうすぐ冬だからね、今のうちに蓄えておかないと」


「僕達は家族が沢山いるから、食べ物も沢山いるんだよ」



「「ひゃーはっはっは!!」」


それを聞いてセミさんやバッタさん達は笑い出しました。


「今から冬の準備だってかー?」


「気のはえぇー話だっつーの、マジ笑えるっつーの!」


カマドウマもそれに便乗しようとします。


「大体さ――」

「喋んな」


セミが黙らせます。


「な…なんで僕だけ」


「喋んなっつってんだろ!」

「キモいんだよテメー!」

「便所コオロギ!」


なんかいじめられてるみたいです。

他の3人からいじめられてるみたいです。


カマドウマを蹴り飛ばしながらセミさんが言い放ちます。


「アリさんよー、今は8月だぜぇ? 今から冬の準備してどうするってんだよ? それより歌って踊って楽しくいこうや」


アリさんは反論します。


「これは異なことを申される。今は夏、食に貧することもありますまい、されど月日の過ぎ行くは流水が笹を流すが如し。食多き時分に食を備えず、食の得がたき時分に食を求めるは、必滅の理ではござらぬか? 我ら労と知ってこれを為すは以って安を得るが為でござる」


バッタさんは両手を大きく上げてわざとらしく嘆きます。


「否、貴君の言は堅なれど賢に在らず、食多き節は脅かす者もまた多し。今、あえて食を求めるは、虎前に座する鹿に似たり」


「あらおかし、食の小なる時分なれば、これを競いて争うは必至ではござらぬか。危うきを踏まず、安を得るには、競敵の少なき時分にするものでござろう」


※ インチキ古文、突っ込み可。


散々にカマドウマを扱き下ろしていたキリギリスさんも話に加わります。


「もしかしたら明日、蜘蛛に襲われて死ぬかもしれないんだぜ? それなのに冬の準備かい? こいつはお笑いだ。いいかい、未来なんてものはね、今、この瞬間の延長でしかないんだよ。つまり今を何よりも大切にしなきゃいけないんだ、わかる? 冬の準備は秋からでもできるさ、秋は実りの季節だからね」


面倒な連中に出会ってしまったとアリさん達は思いました。

マジ、ウゼェって思いました。

襲って食ってやろうかとか思ってました。

さすがにそれはしませんでしたが。


「ははは、そうだね。でも僕達は未来を考えて動くことにするよ」


無難に話を切り上げ、アリさんたちは逃げるように去っていくのでした。






「ふん、泥臭いアリどもが」


そう吐き捨てるキリギリスさん。

彼の目は本当に冷ややかなものでした。

遅刻した時に見せる同僚達の視線ほどに冷ややかでした。


「ほんと、泥臭いっスね」



「うるさい」

「黙れ」

「喋んな」



「なんで僕だけ…」


カマドウマはキモいです。



「でも、どうするんだろうな…俺達?」


セミさんが何となく呟きました。


「いつまでも…こんなこと、してられないよな…」


バッタさんは答えながら煙草を咥えて空を仰ぎます。


驚いたのはキリギリスさんです。


「何言ってるんだよ! アリどもの戯言に惑わされたのか!?」


セミさんとバッタさんは申し訳なさそうな顔でキリギリスさんを見ました。


「ほら、俺ら結構いい年じゃん?」


「お前はいいけどさ、俺、嫁さんいるんだよね」



「なに、そのリアルな話、やめてくんない?」






中編へ続く
posted by 水卿 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

大切でもないお知らせ

ども、水卿です。

ちょっと今、悩んでいます。

ってのは、ブログの記事と更新についてです。


毎日更新を心掛けてはいましたが。

どうしても時間的に厳しいものがあるんですね。

一つの記事を書くのに、かなり時間を必要としているのですが。

大体4〜10時間くらいかかっているのですが。

時間が取れず満足のいく記事を書くことが出来ない。

そんな日が続いています。


もっと時間があれば、良い記事が書けるのに。


そんな思いが日々強くなって参りました。

かといって更新を減らせば、お客さんが来なくなって記事を読んで頂けないってことになりかねません。

どうしたものかと日々葛藤していたわけなのですが。



気に入らない記事を読んでもらうよりは。

満足いく記事を読んでもらった方がいい。

そう思い、更新回数を減らす決意を致しました。


というわけでして。

明日から。

良い記事が書けなかった日は更新を致しません。

量より質で行かせてもらいます。


御理解のほどを。

ラベル:お知らせ
posted by 水卿 at 14:23| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

心の処方箋 第二章

というわけで。


どういうわけはか知りませんけど。


前回に引き続き。


今回もやって参りました。


水卿のお送りする。


世の中の見方を変える処世術。


水卿が教える処世術。


処世術ってか処方箋。


病んだ心に処方箋。













仕事が嫌。


学校が嫌。


家庭が嫌。


恋愛が嫌。


なんか嫌。


もう嫌。




そんな貴方に処方箋。





病んだ心を癒す、水卿の処世術。








第二章   奈落








(水卿の日記、2001年版より抜粋)


最近、ふと思う事があるんです。

この日記(※注 ブログ上ではなく、実生活での日記)を書き始めた頃、自分の中には夢や希望が溢れていました。

しかし現在、私の心は休日の過ごし方しか考えていません。

何か大切なモノを失ってしまった、そんな気がするのです。

失ってしまったモノ・・・それは未来だと思います。


既に決まった勤務表。

ギリギリまで渡されないため立てる事も出来ない翌月の計画。

あるのは、その月の休日だけ・・・

働くってことは大変です。人生が終わるのですから、もはやパラメーターを上げるだけの教育SLG的人生。





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CDを整理していたら、一本の懐かしい曲を見付た。

『WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント』

H Jungle With tの名曲だ。(私的に)

早速、デッキにセット。



スピーカーから流れる、あの日の日常。


思わず涙が溢れてきた。





はぁぁ・・・ブルーブルーブルーよ〜。



「しっかりしろっ!」



ん?

今何か聞こえたよ〜な…。




「オレの声が聞こえるか、水卿!」



!?

な・・・なに!

何事ですか!?




「オレはキミを救いに来た」



だ…誰?

どこにいんの!?




「オレか? オレは希望。キミに光を見せに来た」



き、希望だって!? 

で…でも、私には貴方が見えない…。




「落ち着いてくれ、オレは見るもんじゃない。掴むもんだ!」



希望は見るものじゃない?



「黙れ」



スマン…



「今のキミは進む道が見えないだけなんだ。

けど希望が失われたわけじゃない。

現にオレの声が聞こえているじゃないか」




 し…しかし、暗闇を進むのは怖いよ。



「人生は一度きり、時には度胸も必要なんだ。

さあ! 恐れずに、その一歩を踏み出してみろ」




‥‥‥よし!



「奈落かもよ」



 ヲイッ!!



「ジョーダンだ。

しかし世の中ってのは、キミが考えている程非道くはない。

自分を見てみな。

五体満足。

身体も健康。

家族もいる。

友人もいる。

休日も少ないが無いワケではない。

酒も飲めるし、タバコも吸える。

ゆっくり考えろ。キミは幸せに気付いていないだけだ」




私が…幸せ…?



「そうだ!

世の中にはな、キミが当たり前にしていることさえ難しい人たちが大勢いるんだよ。

毎日ベッド上だけで過ごす老人を見てみろ!

そんな彼らと身近に接しているにも関わらず、キミは自分が不幸だと思うのか!!」




…そうだ、私は若い!

少しずつ 『 福沢さん 』 も貯まってきてる。未来はこれからなんだ!!!!



「人の意見や生き様――それらをよく見、よく考え、自分の生き方を見つけろ!

オレは希望だ。薄れる事はあっても、決して消える事はない!

オレはいつでもソコにいる。見えなくともいい。それを忘れるなよ!!」




ありがとう・・・・・・ありがとう希望!











窓から朝日が差し込んでいた。


私は布団の上で横になっていた。


どうやら眠っていたらしい。


耳を澄ましても、もうあの声は聞こえない。


全て夢だったのだろうか?



しばらく思案し、軽く笑う。


たとえ全てが夢だったとしても。


自らが作り出した幻想だったとしても。


あの時感じた気持ちは本当だ。


だから迷わない。


もう躊躇わない。


働きたくないと思った。


自由が欲しいと思った。


今でもそれは変わらない。


けどそれは過去にしがみ付いているだけ。


未来は前にある。


一歩ずつ踏み出そう。


暗闇でも進んでいこう。


最初は何も見えないかもしれない。


でも、そのうち目が慣れるだろう。


そこに何があるのか。


きっと知らない世界が広がっている。







時計を見上げて立ち上がる。


仕事へ行こう。


本当は、まだ吹っ切れたわけじゃない。


正直、踏み出すのが怖い。


そこは奈落かもしれない。


いや、怖くてもいいんだ。


少しずつでいいんだ。


そう自分に言い聞かせる。


カバンを持って玄関に立つ。


大きく深呼吸。




今から私は未来を紡ぐ。


さあ。


自分の道を歩んでいこう。






「ども、初めまして」



って、あんた誰?



「絶望です」











第二章   奈落


















如何でしたでしょうか?

仕事なんて嫌ですよね。

自由になる時間が欲しいですよね。

特に働き始めた頃は、その思いが強かったように記憶しています。

けど。

それは学生時代と比べ、自由になる時間が減ったことが原因ではないでしょうか?

確かに辛いかもしれないです。

転職したくてもスキルがない。

今の仕事を続けても先は知れている。

働かなくては生活できない。

そんな色々なものがせめぎあって心を押しつぶしている。

違いますか?

あ、違うの?




まあ、でも。

今の自分って、そんなに不幸ですか?

世界的に見ても日本は恵まれた環境にあると思いますよ。

まして、こうやってネットしながら酒を飲んだりして。

最高じゃないですか。

今の貴方は不幸でしょうか?

私は貴方ではないので、何も申し上げることはできません。

言いまくってますけど。




ただ。

自分が立っている場所が。

決して奈落でないことを。

希望は見えずとも、未来は消えないということを。

お気づき頂ければ幸いです。



まあ、要するに。

こんな馬鹿ブログを見る余裕があるくらい

貴方は恵まれてるってこと。







この記事は就職して半年を過ぎた頃に書いた実際の日記から抜粋しております。
その為、一部不適切と思える表現、思想が含まれていますが、当時の思いを重視し、そのまま使用しておりますことを御理解下さいませ。

あと、実生活の日記にもオチをつけているの? とか言わない。
posted by 水卿 at 23:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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