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2008年01月27日

新年会と御寿司屋さん

久しぶりの休日に羽を伸ばしていましたところ。

突然、携帯が鳴り響きまして。

無粋な着信音にムっとしながらも。

一応確認したんです。

そしたらゴミ屋敷の住人こと友人Kからなんです。

なんじゃらほい、と。

顔をしかめながらも出ますと。

「お前、何してんだよ!」

と、いきなりの怒声。

意味がわからない。

ヒステリックに叫ぶKをなだめすかし。

事情を聞いてみたところ。

新年会の予定時間になっても私が来ないことにご立腹なんだそうです。

えー、その前に。

新年会の話、聞いてません。

今、初めて聞きました。

初耳です。

初耳物語です。

そんなわけで、知らねーよ、と抗弁を垂れていますと。

携帯の向こうから。

「え、お前伝えてないの?」

「俺は言ってないよ、お前が連絡したと思ってた」

とか言い合ってる声が聞こえてくるんですね。


事情は飲み込めた。


そんな感じで。


いきなりで驚きましたが、とりあえず折角お誘いを頂いてるわけですし。

行くことにしました、新年会。

お気に入りの洋服に着替えて。

上から下まで総額3000円だぜ。

って感じのお洋服に着替えて。

スピーカーが壊れて音楽も聴けない愛車のデミオに乗り込み。

車だと酒飲めないじゃん、とショックを受けつつ出発したんです。



指定されたお店は駅前の小さな御寿司屋さん。

味のわりに値段が高いと評判のお店。

間違っても新年会をするような店ではないです。

すでに嫌な気持ちになりつつも店内へ。



客がいない。



流石に平日。

お客さんがいません。

友人らの貸切コースです。

しかし彼らの顔は暗い。

貸切みたいな状況なのに、すんごく陰気な空気が流れてるんです。

もう何があったんだって聞きたくなるくらいにダークな雰囲気。


「うぃ、お待たせー」


とりあえず席に腰掛ける。

メンバーはゴミ屋敷の住人Kと真面目な友人Hの二人。

新年会といえるような人数ではないです。

これでは飲み会と変わらないです。

ってか、ただの飲み会じゃん。

むしろ、酒飲めないんだから、夕食でも食べに行こうぜってレヴェルの話。

まあ、それはともかく。

とりあえず何か頼もうと店の人を呼ぶ。



「ちょっと待ってください」



断られる。



「あ、じゃあ飲み物だけでも」


「後にしてください」



断られる。




思わず青筋。

聞くだけ聞いてよ、と。



そしたら。

友人が暗く笑うんです。



「注文は一つずつしか無理なんだそうだ」


「ほう?」


「しかも注文してから半時間は待たされる」


「ほう?」


「なんせ店員が一人」


「ほほう?」


「最初に頼んだウーロン茶しか口にしてない」


「店変えろ」



しかもこの後、別のお客さんが来てしまい。

ますます注文が遅れる事態が発生。



『ここヒドくない?』

『誰だよ、この店でやるとか言い出した奴』

『K』

『まさか、ここまでとは…』

『しかも滅茶苦茶高いぞ、値段』

『味はいいんだよ、味は』

『味以前の問題だろ、たわけ』

『頼んである料理を食べたら店変えるぞ』

『了解』

『今から注文禁止な』


携帯のメールで会話を始める。


意外と早く(といっても20分くらい)やってきた料理を平らげ。

ブルーな気分のまま、店を後にすることに。


天婦羅とゲソ焼きしか食べてないのに5000円もぼったくられる。


腹が立ったので、小銭で支払ってやりました。




舌打ちが聞こえた。
タグ:日記
posted by 水卿 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

本当にあった怖い話2

本当にあった怖い話1 ←前回


後輩のオバチャンがいるんですが。

「幽霊が出た」

と、頭の可哀想なことを言い出すんです。

幽霊が出たって騒いでるんです。

私が出勤してくるなりです。

朝っぱっからです。

朝の6時からです。

このオバチャンは、自称、霊感の強い女で。

何かあると、霊だ霊だって騒ぐ習性があるんですね。

そのうち変な壷とか売りつけられそうな感じのアレなんです。

もう、いちいち相手してらんないので。

「そうですか、よかったですね」

と適当に流して終わるつもりだったんですけど。

すごく話したかったみたいで。

あんまり何度もしつこく食いついてくるので。

根負けして事情を聞くことにしたんです。

そしたら。

「子供が立っていたのよ」

とか言い出して。

「黒い子供が振り向いたらいて、見たらいなかったのよー」

とか、意味不明なこと言い出して。

ウゼェ…。

って思ってたんです。

ところが、その子供の話、どっかで聞いたことのある話なんです。

5年くらい前に先輩から聞いたことがあるような気がしたんです。

で、気になって聞いてみたんです。

「エレベーター前の階段のとこでしょ?」

って聞いてみたんです。

これが失敗だったみたいで。

「なんで知ってるの?!」

って話になって。

「有名な話ですから」

と、ついつい相手の話を肯定するようなこと言っちゃって。

向こうは完全に信じ込んじゃったんですよ。

来る人来る人みんなに嬉しそうに話すんです。

子供がいたのよー。

って何故か嬉しそうに話してるんです。

それだけならまだしも。

水卿くん公認とか言い出して。

なにそれ!?

って感じで。

やめて!

って感じで。

一日中その話で持ちきりになる始末です。


あのね。

常識的に考えて。

老人ホームに子供の霊が出ますかいなと。

子供いませんからと。

子供死んでませんからと。

ため息つきながら説得するんですけど。

日本語通じないんです。

話を大きくするだけ大きくして、そのオバチャンは帰ったんですが。

騒ぐだけ騒いで帰ったんですが。

噂だけが大きくなって。

幽霊が出ること確定、みたいな雰囲気になってるんです。

そしたら他の職員まで。

「そーそー、あそこは前から空気が違う」

とか。

「私もあの辺りで金縛りにあったことあるー」

とかね。

頭の悪さ丸出しトークの爆発ですよ。

勘弁してくださいって感じですよ。

いい年した大人が幽霊、幽霊って。

恥ずかしくないのかと。

しかも子供の。

老人ホームだっつーの!

子供いないっつーの!

アフォかと!

呆れ果ててものも言えなかったんです。

そしたらね。

「そういえば、昔この施設って結核病棟だったらしいよ」

とか、学校の怪談話にありそうなネタが出てきたんです。

もういい加減、ウンザリですし。

私が公認していると思われても嫌なので。

んなわけねーでしょ、と。

疲れた顔で突っ込んでおいたんです。

そしたら主任がね。

「いや、それは本当」

とか、言い出すんです。

へ?

って感じで。

目が点ですよ。


「かなり前の話だけどね、それは本当。調べればちゃんと載ってるわよ」

と、とんでもないことを仰る。

「それに、例の階段の前には以前、安置室があったの。水卿くんんが入社する半年前までね。今は普通の居室になってるけど、あそこの部屋に入居した人って、みんな突然おかしな事を口走るようになって、すぐに亡くなるのよ。○○の住職さんにお払いはしてもらったんだけど…」

想像を絶する発言が続きます。


おいおい水卿。

何ビビってるのさ。

幽霊なんているわけないじゃないか。

生命なんてDNAを残す為だけにつくられたもんだぜ?

バクテリアから進化した生命であるだけだぜ?

知能を持ったのは生き残る為の進化の結果だぜ?

そもそも人間なんて数え切れないほどの細胞という生命の集合体なんだぜ?

理屈に合わないだろ、霊なんてもんわよー。

よし、落ち着いてきた。

霊なんているわけがない。


「でも嫌ねぇ、上がってきたのかしら、この階に」


「‥‥何がですか?」


「その子供よ。前は1階にいたの、私が見たのも1階の時だし」


「‥え、主任も見てるの?」


「あの時は大変だったわよ、各居室の前に盛り塩して」


「あ…それは記憶にある…」


「ああ、水卿くんもその時いたじゃないの。あの頃にはもういたのよ、その子。うふふ、常連さんね」


「笑えないです…」



幽霊なんて信じてません。

信じないけれど。

そんなことを言われて内心ビクビク。

情けなさ120%。

今となって考えれば、アホくさいのは間違いないのですが。

立場のある人間がしみじみいうと。

思わずビビります。

あ、もう全く信じてませんから。

ありえないんで。



まあ、それはともかく。



仕事の最中。

その階段の前を通りましたが。

霊だの何だの。

全く感じません。

清々しい日の光が差し込んでいるだけです。



窓の外には墓地が広がり。


脇には火葬場がそびえ立つ。


施設は結核病棟の跡に建てたものらしく。


居室の入り口には盛塩が置いてある。




そんな素晴らしい老人ホームへようこそ!




本当にあった怖い話1
posted by 水卿 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

初笑いと書道

初笑いがあるんです。

初笑いって行事があるんです。

職員が仮装したり、二人羽織をしたりして、お年寄りを笑わせるんですけど。

大抵失笑で終わるんでやめた方がいいと思うんですが。

恒例行事なので、仕方なく今年もすることになったんです。

まあ、それはいいんです。

それに関しては別に構わないんです。

ただ、ちょっと問題がありまして。

壁にね。

『初笑い』

って書いた模造紙を貼るんだそうです。

言われなくても分かるわいって思うんですが、これも恒例ですので。

貼ることになったんです。

で、筆で書こうって話になりましてですね。

それなら書道の得意な人に書いてもらおうってことになったんです。

じゃあ誰が得意なのかって話で。


「水卿くん、書いてね♪」


ってことに。


ちなみに、私は得意ではありません。

得意ではないのですが、私になりました。

その理由は。

誕生会に有り。


誕生会の時にも、壁に「お誕生日、おめでとうございます」って書いて貼るんですが。

書くのが面倒だったので、他の部署にいる後輩に書かせたことがあったんです。

その後輩は書道教室の講師だった人で。

要するに習字の先生で。

少子化の影響で経営難に陥り、この仕事へ転職したという経歴の持ち主で。

その後輩に、頼んで書いてもらったことがあったんです。

当然ですが、もの凄く字が上手いんです。

達筆なんです。

それを張り出したものですから、すっかり私が書道の高い段を持っていると勘違いされまして。

私も調子に乗って。


「いやー、何度かコンクールで最優秀賞をとったことがありましてねぇ…」


とか吹聴していたんで。

水卿は筆を持つと筆跡すら変わると評判になったもんです。

そのツケが回ってきたわけです。

自業自得ともいえるんですけど。

これは困ったと。

大勢の人が集まる初笑いの場において。

ヘタッピな私の字が張り出されるようなことになりでもしたら。

こりゃ完全な恥ですよ、生き恥ですよ。

それは困るってことで、頭をフル回転しましてですね。

打開策を探していたんです。

が。

周囲の職員は興味深々って顔で、私が書き出すのを待ってるわけです。

八方塞なわけです。

こっからどうするかです。

決まってます。

後輩を呼び出して書かせます。

もう何年も筆を触ったことも無い私が書けるわけないです。

しかしそこは太公望の生まれ変わりとも言われた私です。

言われてないけど、私です。

とりあえず。


「今は面倒だから、後でいいよね、帰るまでには仕上げますよ」


といって切り抜け。

後輩のいる部署へ走っていって、休憩室の扉をブチ破らんって勢いで押し開き。

何事かと目を白黒させている職員の顔を一人ずつチェック。

後輩の姿を確認すると、腕を引っ掴んで非常階段の脇へ引きずってきて。

何が何だか分からないって表情の後輩に今の状況を説明したんです。

後輩は。

「いずれバレますよ、正直に話せばどうですか?」

とか言ってたんですが。

「お願い、今回だけ、今回だけだから!!」

と、拝み倒して、何とか筆を取ってもらう同意を得ることができました。

帰るまでには書いておいてくれと告げて、その場を去ります。


これで憂いは消えました。


ところが。

私は大きなミスを犯していたのです。

それは出勤の違い。


私は日勤で、後輩は遅出。

日勤とは。

午後5時半で退勤になります。

遅出は。

7時半の退勤。


その差、2時間。


つまりですね。

私が帰る時刻、彼は働いてる最中なのです。

主任が。

「水卿くん、そろそろ書けた?」

と近付いてきても。

書けていないわけです。

しくじった!

と、自らの詰めの甘さを恨みながら脂汗を流していたのですが。

もうどうしようもないので。

腹を括って書くことにしました。

中学時代に習ったことを思い出しながら書きました。

書き終えて主任を見ると。


「‥‥‥‥‥‥‥」


無言。

何も言わない。

ただ、重苦しく乾いた空気だけが流れていく。

耐えらんない。


「れ…練習ですよ」


とりあえず誤魔化して。

トイレへ行くと偽り、その場を後に。

これがラストチャンスです。

悪あがきする最後のチャンス。

仲の良い年寄りに協力してもらって、主任を誘い出してもらうことにしました。

これは何とか成功します。

不機嫌を装ってしばらく足止めしてもらいます。

その隙に後輩を呼び出したいのですが、生憎業務の真っ最中。

しかし諦めるわけにはいきません。

内線を使い、医務室からの呼び出しと偽って連れ出します。

そのまま大急ぎで書かせました。

有無を言わさず書かせました。


達筆です。


用済みの彼には仕事へ戻ってもらい。

そ知らぬ顔で主任が戻ってくるのを待ちます。

しばらくして戻ってきた主任は、模造紙を見て。

相変わらず上手ね、とお褒めのお言葉。

してやったりって感じです。

ところが。


「でも間違えてるわよ」


と、予想外のお言葉が。


「福笑いじゃなくて、初笑いね♪」




模造紙を見ると。



『福笑い』



何度見ても。



『福笑い』




『初笑い』ではなく『福笑い』




愕然とする私。



「書き直してね♪」



「‥‥‥‥‥‥」



もう駄目です。


仕方ありません。


万策尽きましたので。



私が書きました。


自分で書きました。


初笑いは。


失笑より始まる。
posted by 水卿 at 00:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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