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2007年12月28日

空手ババアと極道オヤジ

毎日キムチを食べる女がいて。

職場にキムチを食べる女がいて。

毎日食べるんですけど。

夜勤明けの朝食とか。

早朝出勤の朝食とか。

とにかく朝食のときになると。

キムチを食べる女がいて。

生粋の日本人なんですけど。

顔とか完全に日本人って顔なんですが。

キムチが大好きで。

私も好きなんですけど。

朝からキムチはちょっとって感じで。

出勤してきたらキムチの匂いとか。

嫌なんで。

介護職員の仕事は。

介護サービスの提供だからサービス業みたいなもんで。

ある意味、接客にあたるんで。

キムチはやめたほうがいいんですけど。

かなり上のほうの先輩なので。

定年間近のオバハンなので。

主任より年上で。

空手とかやっていて。

空手とか黒帯で。

武道派のオバハンで。

私より背が高くて。

背筋はピンと伸びていて。

贅肉とか一切ついていなくて。

握力が60キロくらいあって。

来年で定年のオバハンの握力じゃないよって話で。

たまに型とか見せてもらうんですけど。

中段から上下自在に変化する蹴りとか。

避けようが無いんで。

地面と垂直に近い角度で繰り出す蹴り上げとか。

アゴが砕けるんで。

戦ったらまず勝てないんで。

男性でも勝てないんで。

香水女と違って。

臭いとは言えなくて。

言ったら色々されるんで。

首の骨とか折られるんで。

誰も注意できないんですけど。

主任以外は誰も注意できないんですけど。

臭いものは臭いんで。

キムチの匂いをプンプンさせている施設なんてここくらいで。

面会者の訝しげな表情とか見えるんで。

困っていたのですが。

同じく40代のオッサン職員もいて。

どう見ても極道なんですけど。

街中で会ったら絶対視線逸らしますよってオッサンで。

ヤクザにしか見えないんですけど。

チンピラじゃなくて極道にしか見えなくて。

若い衆を引き連れてそうな人相で。

ポリスメンに尾行されてそうな凶悪な風貌で。

190近い身長と、それに見合う体格の持ち主で。

イメージとしては。

獅子脅しの聞こえる立派な座敷に正座して。

札束の詰まったスーツケースを初老の男性に差し出し。


「今月分でございやす、お納めくだせぇ」


「…前より少ない気がするが?」


「へぇ、取締りが厳しくなりやして」


とか言ってそうな感じです。

何を血迷ってこんな仕事やってるんだと聞きたくなるんですけど。

正真正銘、普通の介護職員で。

年寄りには妙に評判良くて。

世の中の不思議を垣間見たりするのですが。

その極道みたいなオッサン職員が。

キムチ女と口論になっていて。

昨日出勤したら喧嘩になっていて。

原因はやっぱりキムチで。

臭いって話になっていて。


「●●さん、臭いからやめてもらえませんかね?」


「仕方ないでしょ、キムチなんだから」


「なら、食べなきゃいいでしょう?」


とか、そんな感じで。

一応極道オヤジの方が後輩にあたるんで下手には出ていましたが。

下手に出てるのは言葉だけで。

口調は完全に喧嘩腰で。


おう、やんのかババア?


って表情なのが遠目にもハッキリ分かるくらいで。

ハラハラしながら見てたんです。

なら見なきゃいいんですけど。

ちょっと野次馬根性で。

他人事なので余裕ありましたし。

滅多に見れるものじゃないんで。

面白そうだったから。

ずっと見てました。

他の職員も見に来てましたし。

平和な施設です、うちは。

で、とにかく。

職員室の中は。


アゴ砕きの空手ババア VS 極道もどきのオヤジ


我が施設の誇る竜虎が激突って感じで。


目が離せない状況だったんですね。

ジィーっと見ていたんですけど。

なかなか武力対決にはならなくて。

当たり前なんですけど。

口喧嘩だけが続いていたんです。

まあ、それはそれで面白いというか。

完全に嫌な奴になってる気がするんですけど。

知るかって感じで。

他の職員と。

どっちが勝つかな?

とか言い合ってたんです。

そしたら主任が出勤してきて。

ある意味最強の主任が出勤してきて。

こりゃマズイって逃げたんですけど。

この辺りが小者の性なんですけど。

トロイ奴が捕まって。


「何してるの?」


って聞かれてしまって。


「喧嘩見てました」


って馬鹿正直に答えちゃったんです。

問い詰められて全部答えちゃったんです。

そしたら主任は、ズカズカ決戦場へ踏み込んでいくんです。

火薬の匂いが漂う職員室へ踏み込んでいくんです。

素敵な予感!

って思って。

慌てて私も覗きに行ったんです。

私が覗いた時には。

すでに空手ババアと極道オヤジが喧嘩やめていて。

主任が二人の間に入っていて。

二人の喧嘩を仲裁ってか、どうみても説教だったんですけど。

職場の仲間同士で喧嘩するなって叱り付けて。

空手ババアに向かって。


「キムチは臭い!」


とか言い放って。


無敵だ、主任…。


って感心してたんです。

そしたら。

今度はこっちへ近付いてきて。

主任が近付いてきて。

目が合っちゃったんで逃げることも出来ず。

オドオドしていたら。


「見てたなら止めなさい!」


って叱られたんですけど。

今回ばかりは無理だろって。

私じゃとても止めらんないですって。

そう思ったんですけど。

当然、主任の後ろには空手ババアと極道オヤジがいるわけでして。

ヤクザみたいだから、とか。

アゴ砕かれます、とか。

そっちの方が言えないんで。

本人ら目の前にして言えないんで。

今度は私が標的になるんで。


「主任、ちょっと話があります」


って言って。

廊下の隅まで主任を引っ張ってきて。

言えないです、と。

言えるわけないです、と。

怖くて言えますかい、と。

説教しときました。

主任に説教しときました。


そ…そうね。


って納得してました。




あれ、私が最強?





ラベル:日記 喧嘩
posted by 水卿 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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