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2007年11月11日

本当にあった怖い話

あるんですよ。

この手の施設には大抵あるんです。

怪談が。


学校などとは違い。

実際に何人もの利用者様を看取っていますから。

その信憑性は桁違いに高いです。

昨日まで一緒にお話されていた方が翌日出勤すると、お亡くなりになられていた。

ということも決して珍しいことではありません。

いや、それは珍しいんですけど。

ってか、状態観察が不十分だったってことになるんですけど。

もしあれば我々の管理責任が問われるところなんですけど。

まあ、それは例え話ですから。




そんな感じで。

やっぱり、そういった類の怖い話はあります。

務め始めた頃の話ですが、各居室の入り口に盛り塩がしてあったんです。

あれは怖かったですよ。

何でも、亡くなった方が死んだことに気付かず、自分の部屋を探して徘徊しているらしいんです。

で、それを見たとか言う職員が次々辞めていくといったことがあったんだそうです。

頭を痛めた事務所の偉いさんが、清めの塩を置いたとか。


あれは怖かった。


面会者に説明するのが怖かった。






あと。

利用者が何も無い一箇所を指して、

「子供がいる」

とか。


他の利用者も、同じ場所で。

「子供がいる」

とか。



怖かった。

老人ホームに子供の霊いるの?

ってところが怖かった。



あと、施設の裏が火葬場になっていて怖かった。

火葬場の前に老人ホームを建てようという発想が怖かった。






で、私は一切そういうの信用しない人間で。

いまだかつて見たこと無いし、見たという人を見たこともない。

見たという人を見たという人を見たことがあっても。

見たという人は見たことがない。

私も見たことがない。

見たという人を見たという人を見たことがあってもです。


友達の友達が、とか、親戚のおばあちゃんが、じゃなくて。

お前さんは見たのですかと。

見たんですな? 絶対に間違いなく?

って聞くと、全員が。

「私は見てないけど…」

とか言うんです。

「○○の先輩が〜」

とか。

「友達に〜霊感の強いひとぐぁいるんだくぇど〜」

とか。

そんなんばっか。


まあ、要するにそういうことです。

いないんですよ。

霊なんてさ。


って、思っていたらデスよ!


夜勤中にね、非常扉がね。

ダンダンダンダンダン!!

って、ものすごい勢いでノックされるの。

ノックってか、ぶん殴ってるの。

誰かが。

もう扉をブチ破らんって勢いでぶん殴ってるの。

真夜中に。

もちろん扉の前には誰もいないのに。

空調もつけていないのに。

扉の向こうは屋外だし。

駐車場があるだけなんですよ。

それでも最初は誰かのイタズラだろって思ってたんです。

近所のワルガキの仕業かもしんないとか思ってたんです。

ところが、それが連日、決まって23時ぐらいから半時間ぐらい鳴り続けるんです。

その後、朝の5時くらいに再び鳴り響くんです。

これは怖いですよ。

私だけじゃなくて、その部署に所属している職員全員が聞いてましたから。

噂が噂を呼んで、どんどん話がでかくなっていくんです。

で、実際に鳴ってますから。

鳴り続けてますから。

巡回中のお偉いさんがいても平気で鳴り響いてますから。



もう、どうにもこうにも女子職員が怯えるんで。

怖くて仕事にならないって怯えるんで。

絶対、仕事サボる言い訳だけど怯えるんで。

遂に非常階段を開けることにしたんです。

今まで何故開けなかったんだって話ですけど。

施錠がしてあって、偉いさんの持つ鍵がないと開かないんです。

非常時は自動的にロックオフになるらしいんですけど。

非常時以外は開かないんです。

だから、開かなかったんです。

開けることができなかったんです。

だが、鍵さえ有れば鍵は開く。

まあ、そういうわけで開けたんです。

深夜、鳴り響く轟音の中、扉を開けたんです。



そしたら。




髪を振り乱した婆さんがいるんです。

もの凄い形相をした婆さんがいるんです。

一同、絶叫ですよ。

婆さんも絶叫ですよ。


ビックリシター


とか言ってるんです。


雨合羽を羽織った婆さんが。


ビックリシター


とか言うんです。




まあ、近所のちょっとアレな婆さんだったんですが。

この婆さんが音の正体だったらしいですが。

まあ、多分話通じないんで。

娘さんに連絡して迎えに来てもらうことにしました。




そしたら。




「放っておけばいいです」


って言うんです。



怖かった。


娘が一番怖かった。






婆さんは息子さんが迎えにきました。






ラベル:特養 怪談
posted by 水卿 at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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